fujoshi_otaku


852: 名無しさん@おーぷん 20/05/19(火)02:50:17 ID:5c.bq.L1
夕方くらいに息子が言ってた
某流行の漫画の最終回で男女カップルの子孫が出てきたので
同じクラスの腐女子がめちゃくちゃ怒ってるという情報がSNSで回ってきたらしい
息子は「あいつら一体何を読んでたんだよ」と笑ってた


それ聞いて昔の記憶がよみがえって気持ち悪くて眠れないので
長いですが吐き出させてください。
要約すると「知らないうちに腐女子のもめごとの片棒担がされていた話」です




    あれはオフ会とか個人サイト全盛期の頃です
    当時、私も好きなアニメのファンサイトとかで交流しておりオフ会にも参加するようになりました
    会合場所はたいていオシャレなカフェで私は完全にのぼせあがっていました。

    オフ会の中心にはいつもAさんという人がいました。
    Aさんはジャンルの古参でサイトで作品を批評していてそれが大人気
    いつも周囲からもAさんAさんとちやほやされていました


    Aさんは腐でした
    私が今まで会ってきた腐の人はたいていすごく太ってたり服装に無頓着だったり
    またすごく失礼な事を言う人ばかりでした。

    以前別のオフ会で出会った腐の人は私が既婚者と知ると嫌味を言ってきたりして
    そんなわけで私は自然に腐の人が苦手になっていましたが
    Aさんも既婚でスリムでキリっとした顔、博学で神と崇められいつも輪の中心にいました
    こんな人もいるんだ、と思いなおしました。


    オフ会の参加人数はだんだん増えてきましたが、次第にいわゆる困ったさんというか、KYな若い人も増えてきました。
    その中でも特に困ったさんがBという子でした。

    かなりKYで失礼な発言の多い子でしたが
    それでも若い子達にちやほやされているときのAさんはとても楽しそうでした。


    ある日いつものようにオフ会に行くと、Aさんが目を真っ赤に泣きはらして泣いていました
    いつも冷静でインテリなAさんがまるで某号泣会見のようで、周りの取り巻きの人はAさんAさんと世話を焼いています

    驚いた私は事情を聞くと「Bの奴が…」と言って号泣
    大の大人を、私達のAさんをこんなに泣かせるなんてBは何をした!とみんな燃え上がりました
    Aさんは叫びました「私の芸術を侮辱した!!」

    853: 名無しさん@おーぷん 20/05/19(火)02:50:31 ID:5c.bq.L1
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    先日、Aさんは気合の入ったイラストを描いたそうです。
    それを見たBはいつものノリで「なにこれキモーいwドン引き~」
    ひどーい!B最低!!だいたいあいつは…と糾弾大会が始まりました

    B(呼び捨て)の事を信じてたのにとか裏切りやがったとか
    えぐえぐ泣き出す大人の女性と「神を傷つけた!」
    と憤慨する大人の集団はなにかの宗教団体のようでした
    Aさんの年齢は知りませんがこのジャンルの古参ということは少なくともアラサーくらいだし


    私は正直言って、そんなことで大の大人が泣いてるの?と思ってしまいました
    そのアニメは実際は子供が見るようなアニメで、
    Aさんはそんなアニメの子供のキャラのあられもない絵ばかり描いていました。

    中には○画や責め絵を参考にしたリ○ナとかSMとかに分類される絵もあり、Bが見たのもそれだったようです
    私は趣味は人それぞれだと思っていたし、Aさん自身も趣味と割り切って描いてるんだろうと思っていました

    Bがした事は確かにとても失礼でひどい事ですが
    Aさんの絵は実際キモいと言われてもおかしくないものばかりなんです


    Aさんは常に
    「私は本気でこの作品を愛してる!私の本気を見なさい!」と豪語していました。
    そういう言動は持ちネタかギャグだと思っていましたし
    みんなAさんの遊びとわかったうえでごっこ遊びに付き合ってるものだと思っていました

    Aさん教団の「本気」は本当に「本気」でした。
    それが解った時はもうなんというか、すごい吐き気と、Aさん及びそのアニメへの思いがスーーッと冷めていくのを感じました。


    ここからが本当に恐ろしかったのですが、

    Aさんはえぐえぐ泣きながら
    私のサイトはレベルの高いサイトなんだ、芸術なんだ、アートなんだよ!と叫びました
    他にも、安易なBLや801と一緒にされては困る、とか
    私はそこらの有象無象とは格が違うんだ、とか、
    自分の人生は愚かで無自覚な〇×(聞き取れなかった)との戦いだったとかよく意味のわからないことを泣き叫び

    そして「裏切者!裏切者!」と叫んでいました
    私はもう足がガクガクすくんで恐かったです


    そしてAさんは私の方を向いて
    「せっかく私田(いきなり呼び捨て)がBBSに私を褒めたたえる良いことを書いてくれたのにBの奴は」
    と涙目で言うのです

    どうもAさんは私自身書いたのも忘れたような昔の書き込みを使ってBを攻め立てたようです
    もうその時の空気の異様さが怖くて
    小学校の女子のケンカでクラスの空気が悪くなった時みたいで
    それを大の大人がやってるなんて

    取り巻きさん達も「Bの裏切りを許すな!」と叫び、Bのケータイに抗議メールを送ったとか話しだしました
    私はこっそりその場から逃げました。

    急いで近くのファミレスに入ったけど、怖くて怖くて指が震えて、注文したコーヒーをこぼしてしまった事を妙に鮮明に覚えています。

    854: 名無しさん@おーぷん 20/05/19(火)02:50:45 ID:5c.bq.L1
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    私はその集まりからすぐ足を洗いアニメのファンもやめました
    集めたグッズや本なども泣く泣く全部捨てました
    そのアニメの絵を見ただけであのときの異様な光景とAさんの「アートだ!」を思い出し、吐き気がするようになったので。

    何年かしてようやく他のアニメが好きになれるようになりました。
    腐った人もいなかったのでまた少しずつファン活動を楽しめるようになりました。
    何かの話でAさんの話が出た時「あそこのサークルおかしくなかった?」と言ってくれる人が何人かいて
    少しほっとしました


    いつだったかBが主人公の男の子がヒロインを悪役から助けてお姫様だっこする感動的な場面の話をして
    やっぱり二人はラブラブですね~と言っていたのですが
    あとでAさんが
    「あの子かなりおかしいね。物事を素直に見れてない。脳に異常がありそう」
    「(鼻で笑って)だいたいあの場面はそんな場面じゃないでしょ」
    「そもそも主人公はヒロインの事どうとも思ってない。ヒロインがしつこいだけ」
    「そんなことも読み取れないなんてBは知能に障害がある。哀れな奴」

    と話していました。

    取り巻きのみなさんはうんうん頷きながらAさんの言う通りです!と太鼓持ち
    でも主人公とヒロインは例えるなら〇び太くんとし〇かちゃんのような公式カップルで
    主人公はヒロインを見る度に目をハートにしてデレデレするような男の子です
    あの時点で違和感を感じてはいたのですが、あくまでごっこ遊びで言ってるんだと思っていました。


    息子は某漫画の最終回を受け入れられないクラスの子を「一体何を読んでたんだよ」と笑っていましたが
    思春期の女の子なら色々あるでしょう
    でもAさんはアラサーにもなって一体何が見えていたんだろう
    もしかしてAさんが見ていたのは、異次元かどっかで放送されてる、私達が見ていたのとはぜんぜん違う別の作品だったんじゃないだろうか
    そんな風に考えた方が自然に納得できる気がします。

    長々と失礼しました


    引用元: ・今まで生きてきて凄く衝撃的だった体験 その26

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